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若者への期待
2014年5月9日 09:27 - その他
生徒の皆さんへ
相生学院高等学校
神戸校校長 佃 昌典
水仙、たんぽぽ、れんげ、桜、花水木、フリージャなど次から次へと多くの草木花が咲き乱れる百花繚乱のこの好機に、神戸校校長を拝命いたしました。
多くの若者たちとの出会い、そして彼らの成長を支えていくに当たり、思いの一端を述べさせていただきます。
1 勉学とスポーツ両方に秀でていることとして、よく文武両道と言われます。しかし、相生学院高等学校は“文武一道”をも重視しています。これは、標準的な能力の上に、勉学に秀でるか、スポーツに秀でるか、いずれか一つの道をとことん突き詰めていくことです。強固な意志のもと、継続的に努力し、結果につなげ、一つの道を切り拓いて、自己実現を図っていってください。
2 次に、「挑戦し続けること」が重要です。皆さんには、平等に時間が与えられています。その時間を活かして何かを身に付け、夢を実現させていくことは、若者にとって最大事です。その過程では挫折を味わうことも、悩み迷うこともあると思います。しかし、焦らず、着実に挑戦し続けてください。それらを乗り越え解決してこそ、自己の自信と誇りにつながります。一人ひとりの人格に、一人ひとりの生活や働きの礎に、一人ひとりの成長の源になります。
3 また、人と人とのつながりを大事にしてください。管仲著 菅子の言葉に、「十年樹木、百年樹人」があります。木を育てるには十年かかり、人を育てるには百年かかるという意味であり、人づくりには長い年月が必要であるということです。そのためには、教育者と生徒たちとの密接なつながりや、生徒同士のよき友人関係を築いていくことが重要です。一緒に楽しみ、悩み、時間を過ごすことによって、より一層、皆さんの資質や能力を高めていくことができるのです。これから日本は人口減少社会が到来しますが、そのようなつながりを大事して、活力ある持続可能な日本づくりにつなげていきましょう。
最後に、何よりも健康で、充実した学校生活と将来につながる明るい日々を送ることに精一杯努めましょう。
相生学院 神戸校
TEL:078-855-5511